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がまかつテスター、南康史のチヌフカセロード~あくまで楽しく1尾を釣り、そして、ときどきルアーも楽しみます~
チヌフカセの名手「キング」こと南康史さんが中四国各地の釣り場を巡り、チヌを釣りまくる今連載。
今回は香川県土庄町の豊島にアタック。
さて、南さんはどんな釣りを展開して本命を攻略したのだろうか?
南 康史(みなみ やすし)
G杯チヌV4、マルキユーカップチヌ優勝など、数々の大会で上位入賞を果たすフカセ釣りのエキスパート。
がまかつ・サンライン・マルキユーフィールドテスター、GFG所属、club G's会長
ショアジギングでヤズをキャッチ!
岡山県玉野市の「井上渡船」 にお世話になり、午前6時頃に出船。
【井上渡船】電話番号:090-3174-5288
今回の釣り場は、昨年の6月頃にも訪れた「豊島送電線の下」。
「チヌが多いところで、夏から秋にかけてもよく釣れます。時期的に青物やアオリイカも狙えると思って、この場所に決めました」と、南さんは足場のよいコンクリートの上に釣り座を構えた。
「まずはショアジギングをやってみます」と、『がま磯 メタルキャスト』Hタイプを取り出し、ミノーをセットしてフルキャスト。
100gまでのジグをキャストできるパワーモデルで、大型の青物にも対応できる。
数投後に「きたよ~」と楽しそうにやり取りを開始。
しばらくして姿を見せたのはヤズ(ブリの若魚)だった。
「サイズは微妙ですけど、こんなに早く釣れるのは、うれしいですね」
連発を狙って、その後もキャストを続けたが、アタリはなかった…。
満ち潮でチヌがヒットするも・・・
ショアジギングをいったんあきらめて、フカセ釣りの準備に取りかかる。
ハリス1・25号を約3ヒロ取ったいつもの全遊動仕掛けを組み上げた。
ハリはがまかつの『貫チヌ』0.8~2号を使った。
G-HARD V2を採用することで高強度の細軸バリを実現。
無光沢で目立ちにくいF-NSBとサシエになじみやすいファインピンクの2色の薄膜コーティングを採用している。
潮は左から右へゆっくりと流れている。
海は数日前に降った雨の影響もあって少し濁っている状況。
「この釣り座は満ち潮の右流れのときによくチヌが釣れるんです」と南さんは、少し沖めに仕掛けを投入。
手前に小さなウマヅラハギやフグなどが見えるが、そこまで邪魔にはならない様子。
そして、しばらくしてチヌらしいアタリで、上がってきたのは30㎝クラスのチヌ。
すぐにサイズアップを目指して仕掛けを入れる。
潮は右流れでいつ食ってもいい感じだが、なかなか次のアタリがこない。
「チヌが食いそうな潮ですけど、正直もう少し流れてくれたほうがここはいいんですよ」
9時前、ウキを消し込む快心のアタリが出た。
『がま磯 チヌ競技スペシャルⅣ』がきれいな弧を描く。
先ほどよりサイズがよさそうで、慎重にやり取りを続ける。
一発で玉網に収まったのは40㎝クラスのチヌ。
「これからどんどん釣っていきますよ」と南さん。
しかし、この日は思うようにいかず、次が続かない。
やがて潮が右から左に流れ始めた。
「満ち潮が終わってしまいましたね。まあ、引き潮でも釣れると思うので、引き続きがんばってみます」と集中してチヌを狙っていく。
引き潮もチヌが釣れそうな潮がゆっくりと流れているが、アタリがほとんどない状況。
エサ取りもほとんど釣れず、まれにベラがヒットする程度。
「厳しいですね~。いつ食ってもおかしくないんですが・・・」と渋い表情の南さん。
この日はエサ盗りの活性も低く、あまりハリ掛かりすることがなかった。
途中、アオリイカが見えたので、『がま磯イージーライダー』Mタイプに『エヴォリッジ』をセットして狙うも、サイズが小さすぎて断念。
「アオリは少し早かったですね」と、すぐにフカセ釣りを再開した。
その後、仕掛けの投入点やサシエを変更しながら本気モードでチヌを狙ったものの、残念ながら納竿時間を迎えてしまった。
「ここまで引き潮が悪いとは思いませんでした。結局、チヌが釣れたのは満ち潮だけでした。こんなことなら、すぐにフカセ釣りを始めておけばよかったですね。またリベンジします」と釣行後の南さん。
今回はたまたま引き潮がよくなかったが、豊島周辺ではこれからもチヌは釣れ続く見込み。
ぜひ、一度訪れてチヌの引きを味わってみてはいかがだろう。
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文・写真:レジャーフィッシング編集部
【番外編】岡山県下津井沖でアオリイカ&ヤズをゲット!
前回の取材が悔しい結果に終わったので、カメラマンも連れずに南さんがロンリーシングル釣行。
「たい公望」で、岡山県下津井沖の「大裸島」にリベンジ。
この日はゆっくりと朝7時半に出船。
到着後、まずショアジギングとエギングのタックルをセット。
満ち潮時に北東向きでヤズが釣れる確率が高いとのことで、まずはショアジギングから始めます。
しかし、海が静かで無反応。
ナブラが発生したらすぐにキャストできる準備だけして、次はエギングでアオリイカを狙うことに。
この日はアオリイカが全く見えず、エギを追いかけてくることもありません。
そこで、遠投したり、流れの中を狙うと小さいながらポツポツとアオリが釣れます。
ほとんどリリースしましたが、2ケタ釣ることができました。
早く出船して朝マズメをやれば、もう少し数を伸ばせたと思います。
秋が深まると、サイズ・数ともに上向くと思います。
ロッドは『がま磯 イージーライダー』Mタイプ。
振り出しタイプで、本格的なエギングに対応でき、コンパクトに収納できるのも特徴。
エギはラグゼ『エヴォリッジ』を使用。
カラーを変更しながらアオリイカを狙いました。
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文・写真:南康史
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